カイロプラクティックとは?

ご存知の通り人体には自然治癒力があります。これが正常に働いている限り、人間はそうやすやすと病に倒れたりしませんし、怪我や病気にかかったとしても非常に強力な回復力を示そうとします。(時に重病人の奇跡的な回復が物語になりますが、本来それが人の持つ正常な回復力と考えるべきなのです)

しかし現実には、生まれてから時間がたてばたつほど、ありとあらゆる回復力が衰えていくのが現状です。この原因は「自然治癒力の衰弱」にあります。

では、なぜ? 自然治癒力は衰弱するのでしょう?
カイロプラクティックではその原因を「関節のゆがみにより神経への圧迫が起こり、神経内を流れるイネートインテリジェンス(=自然治癒力のコントロールシステム) が阻害されること(サブラクセーション)」にあると考えました。

これを“ガーデン(庭の)ホース理論”と言います。アメリカのカイロプラクティック・クリニックに行くと、こんなポスターがよく貼ってあるそうです。芝生に何箇所かスプリンクラーが水を撒いていて、ひとつだけスプリンクラーのホースが何かの下敷きになって水が撒けなくなりその周囲の芝生が枯れている。で、書かれている文字が「この芝生は植え替えるべきですか? それとも……」
いうまでもなく、スプリンクラーホースへの圧迫が解消されれば、あとは芝生が自身の生命力で復活するはずです。同じように、イネートインテリジェンスを伝える神経への圧迫が解消されれば、人体は自分自身の自然治癒力により病や不調を回復するはずです。

ただ、この考え方は証明されにくく、長期にわたって西洋医学界から攻撃されました。未だなぜカイロプラクティックが有効なのか? は証明し切れていません。それが、まだ世界的にも評価が分かれる理由なのです。

しかし、医学的根拠はともかく、現実にさまざまな症状の治療に関して統計を取ってみると、従来の治療法に比べて明らかにカイロプラクティックが優れた効果を発揮する症状が判ってきました。
それが特に「腰痛、頚部痛、頭痛」などです。