カイロプラクティックが最も有効とされる「腰痛、頚部痛、頭痛」。これらの症状以外にも、カイロプラクティックが最初から掲げている「予防効果」について、さまざまな実験や研究の末、立証されています。
例えば
(1) 定期的にカイロプラクティックを受けている人はそうでない人に比べ明らかに医療費全体が安い、とニュージーランド政府が発表したそうです。
と、いう事はありとあらゆる病気になる機会が少ない、と言えると思います。
(2) HIVウィルス（エイズウィルス）に感染してまだ発症していない患者に対する治療効果を調べる実験で（エイズはHIVウィルスが免疫細胞を食べ尽くす事によって発症します）、2つのグループ(A) 最新の医薬品で治療するグループと(B) カイロプラクティックのみで治療するグループ をそれぞれ6ヶ月治療してみた結果、(A)グループでは半年で免疫細胞が7％減少＝発症に近づいた のに対して、カイロプラクティックのみの(B)グループでは逆に40％免疫細胞が増えた＝発症から遠ざかる、という結果が出ました。
これでカイロプラクティックがエイズの発症を防ぐ、とは言えませんが（期間が6か月限定なので）、少なくともカイロプラクティックには免疫細胞を増やす効果がある、とは考えられるでしょう。
(3) アメリカ国立ガン研究所の所長（この時点で現か? 元か? は判りません）であった医師Dr.ペローは、研究の末、背骨のずれているところからストレスホルモンが分泌され、そのストレスホルモンには遺伝子の組み換えを促進する働きがあり、突然変異を起こしやすくなる＝ガンにかかりやすくなる、という結果を出しました。
これを踏まえ、ペロー博士は「定期的にカイロプラクティックで脊柱を整えておく事は、有力なガン予防手段のひとつである」と唱えているそうです。（ガンに対する治療効果とは言えません）
また、ペロー博士の他の研究では、7年以上定期的にカイロプラクティックを受けている人は、他の全ての条件が医学的に最もガンのリスクが少ないと考えられる人に比べ、ガンを抑制する免疫細胞（ナチュラルキラー細胞やキラーT細胞）の活性が50％以上高かった、というデータも出たそうです。
分かりやすく言えば、免疫学的に、カイロプラクティックを定期的に受けている事が、他の全ての条件を整えるよりガンのリスクが半分に減る、ということです。
他にも定期的に受ける事で、血液中の白血球の数が増えるなど、まだ未発表データなどもある様です。